CHERRY GIRLS PROJECT 九瀬いむ＋真志取みらいインタビュー1

投稿日 2021年8月20日
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「僕の中のモンスター」と歌ってると、「あっ、わたしの心も今モンスターになってる!!」と思うこともあります。

　10月14日の仙台公演を皮切りに、大阪・静岡・名古屋、そして10月20日にTSUTAYA O-EASTで行なうファイナル公演へと続いてゆくCHERRY GIRLS PROJECT初の全国ワンマンツアー「GOLDRAIN TOUR2021」。同ツアーへ向けての意気込みを、九瀬いむと真志取みらいが2回に分け熱く語ってくれた。前編では、東名阪を舞台にした今のライブステイルや、10月から行なう「GOLDRAIN TOUR2021」について語ってくれた。

今は、都内のライブへ足を運ぶのと同じ感覚で名古屋や大阪へライブに行く意識でいます。

――今年に入り、東京のみならず、名古屋や大阪にも頻繁に足を運んでいますよね。

九瀬いむ 最近はとくに、毎週何処かしらの地域に行ってます。

真志取みらい 最近の週末は、東京よりも地方でライブをやっていることのほうが多いよね。

九瀬いむ そうだね。名古屋と大阪を中心に、2-3ヶ月に一度くらいのペースで他の地域にも足を運ぶことが多いです。これまでは「東京を中心に活動をしています」と言ってたけど、今は「東名阪をメインに活動をしています」とMCで言うようにもなりました。

――それは、10月に行なう「GOLDRAIN TOUR2021」へ向けての行動?

九瀬いむ それもありますけど、もっと先を見ています。CHERRY GIRLS PROJECTはもっともっと広く全国展開をしていきたいからこそ、そのためにも東名阪でライブをやるのが当たり前である必要性を感じていますし、これからどんどん活動していく地域を広げてゆくためにも、今、いろんな場所でのライブを増やしているところです。

真志取みらい 私たち自身も、「名古屋や大阪へ遠征に行くぞー!!」じゃなく、都内のライブへ足を運ぶのと同じ感覚で、名古屋や大阪へライブに行く意識でいます。

――そうは言っても、移動は大変じゃない?

九瀬いむ 大変??……私たち、ずっと寝てるから(笑)。

真志取みらい そう。だから、大変とは感じてないよね。

九瀬いむ それよりも、運転してくれるマネージャさんや、ついてきてくれる社長のほうがいろいろ準備などで大変じゃないかなぁ。

つかみたいものがあるけど、それをつかめないもどかしさが「モンスター」の歌詞にはあるように、わたしももどかしくなって歌いながら泣きそうになる。

――名古屋や大阪では地元ファンも着実に増えてるそうですね。みなさん、どんな感想の声を届けてくれます?

九瀬いむ よく言われるのが、「名古屋のアイドルとは違うよね」「大阪のアイドルとは違うね」ということ。

――CHERRY GIRLS PROJECTの場合、東京のアイドルとも違うけどね(笑)。

真志取みらい どこの地域の方も、楽曲やパフォーマンスのクオリティについて「いい!!」と言ってくれます。とくに新規で見てくれた方の多くが、「音源ないですか?」と言いながら、その場でCDを購入してくれるんですね。それだけ、CHERRY GIRLS PROJECTの楽曲が刺さっているんだと思います。

――CHERRY GIRLS PROJECTの歌には、弱者の心に寄り添い、少しの希望を与えてゆく内容が多いですよね。その気持ちをみなさんも理解したうえで歌っているからこそ、その想いが見ている人たちにも伝われば、気持ちを揺らしていくんでしょうね。

九瀬いむ 確かに!!自分たちでも、そのときの感情や環境によって、歌うときの気持ちの受け止め方が違うんですね。とくに、今のメンバーになってから目まぐるしい変化の毎日を送っているのもあって、自分たちの意識の変化や、その日の気持ちに合わせて、曲の受け止め方にもいろんな変化が出てきます。

真志取みらい そこ、すごくわかる!!

九瀬いむ 自分たちでも、その日その日の気持ち次第で同じ曲でも受け止め方が違えば、いつも以上に気持ちを強く込めて歌ったことで心が苦しくなったり、涙ぐんだりもしているように、自分たちでも、ライブごとに曲の解釈が変わっていくことも増えました。嬉しいのが、「あの曲のとき、こう思って歌ってなかった?」と聴いてくる人が増えれば、「そう、なんでわかったの?」と思わず言っちゃうくらい、共感してくれる人たちが多いことなんです。そうやって、想いを共感しあえる関係が増えたのが、ファンの人たちが増えてきた理由なのかも知れない。

真志取みらい とくに最近は、毎回のライブ後に「今日のこの曲、(感情の籠もった表情で歌っていたように)けっこうヤバかったよね。自分も、あそこの歌が胸に刺さってきた」「あのときの気持ち、伝わったよ」と言ってくれる人たちが多いんです。その言葉を聞くたびに「みんなと一つになれてるんだ」と嬉しくなるし、そういうライブを毎回作れているのが、私たちの自信にも繋がっています。

――最近、「気持ちが伝わったなぁ」と思えた楽曲があったら教えてください。

真志取みらい　わたしは「uTITLEDn」。今の話も、この曲を歌っていたときのことだったんですけど。わたし、「uTITLEDn」を歌うときは、いつもメンバーのことを考えてしまうんですね。とくに、努力をしたのに結果が伴わなかったときほど、「uTITLEDn」の歌詞に出てくる「こんなことまで背負わせるつもりじゃなかったよ」の言葉に泣いちゃうというか。もっとみんなと一つになって頑張りたい気持ちになれば、その気持ちで歌っていると、見てくれる人も同じように気持ちを向けてくれることも多いんですね。それをライブ中に感じれたときも、嬉しくて泣きそうになります。

九瀬いむ　　わたし、最近「モンスター」を歌うたびに、届きたい夢に届かなくて焦ったり、もどかしさを覚えてしまうせいか、めっちゃ泣きそうになります。

真志取みらい　あっ、わかる!!つかみたいものがあるけど、それをつかめないもどかしさが「モンスター」の歌詞にはあるように、わたしももどかしくなって歌いながら泣きそうになる。

(【歌詞解釈】ましどり視点のモンスター前編 https://www.youtube.com/watch?v=dBrIXUv4c7A&t=0s

　【歌詞解釈】ましどり視点のモンスター後編 https://www.youtube.com/watch?v=qTJhcx-6L4E)

九瀬いむ 最近はとくに感情的になりやすいせいか、「僕の中のモンスター」と歌ってると、「あっ、わたしの心も今モンスターになってる!!」と思うこともあります。人って、「自分はこんな感情を抱きたくない」と思っても、やっぱし持ってしまうことってあると思うんです。そういう感情が、「モンスター」を歌ってると心の中で暴れだして止められなくなる。

――アイドルとして、そういう感情は表には出したくないけど?

九瀬いむ いえ、わたしは出しちゃってるほうです(笑)。CHERRY GIRLS PROJECTの曲自体が、自分の気持ちと繋がるどころか、その気持ちを素直に出したくなる曲たちばかりなんですね。だから、いっつも歌に共感しながらライブでも歌ってるんだと思う。この間も、「こういう想いで歌ってた?見てて自分も苦しくなっちゃった」と言われたときは、「あっ、伝わってる」と思ったんですけど。でも、どんな表情をしてたんだろうって、たまに怖くなります(笑)。

真志取みらい でも、気持ちが伝わってることがやっぱし嬉しいよね。

九瀬いむ 歌ってるときの表情も含めてね(笑)。

週末だけ足を運んでやるツアーじゃなく、始まったら、最後までツアーの気持ちを持ったまま駆け抜けたい。

――10月14日日より、ついに「GOLDRAIN TOUR2021」が始まります。

九瀬いむ 今までワンマンなど大っきいライブをやるときは東京ばかりだったんですけど。今回、いろんな地域でワンマンできるのが嬉しいんです。とくに、コロナ禍でなかなか遠征にも行けない人たちや、お仕事の都合で難しい方、金銭面でも大変な学生さんなど、ライブを観たくても観れなかった人たちのところへ行けて、しかも長い時間CHERRY GIRLS PROJECTの曲を楽しんでもらえるのが嬉しくて。

真志取みらい 今回のツアーは、一週間で5会場を駆け抜けるんですけど。いわゆる週末だけ足を運んでやるツアーじゃなく、始まったら、最後までツアーの気持ちを持ったまま駆け抜けることをやりたかったから、すごく理想的なツアーの形にもなっています。連続でやるからこそ、いろいろ見えてくるツアーにもしていきたいです。

――CHERRY GIRLS PROJECTにとって静岡公演のみ、初のライブになるんですよね。

九瀬いむ 他の場所は、イベントで何度も行ってますけど。静岡公演は、10月17日が初めてになります。

真志取みらい 静岡は、いむちゃんの生まれ故郷だからね。

九瀬いむ わたしの地元です!!この日は、お世話になった先生や、ずっと仲良い友達も「行く」といってくれてるし、親戚のみんなも「行くね」と言ってるように、九瀬の身内大集合になりそうです(笑)。しかも静岡公演は、この日だけの特別な企画も用意しています。

真志取みらい それ、メンバーにも聞かされてないんですよ。

九瀬いむ それも楽しみに観てください。どの公演もですが、観た人を絶対に満足させるライブをやりますし、その自信はメンバーみんな持ってます。

真志取みらい 今回のツアー、各会場1000円とみんなが足を運びやすい価格設定にしているのも、少しでもたくさんの人に今のCHERRY GIRLS PROJECTのライブを観てほしいからなんです。会場には、GOLDEN BOXという箱も設置します。それは、いわゆる「投げ銭」のような、チケット代以上の気持ちになったら、自由に気持ち(お金)をそこへ入れてくださいという箱になります。それくらい人の心を動かす自信を今のCHERRY GIRLS PROJECTは持っているからこそ、ぜひライブを観てください。

TEXT:長澤智典

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