ハルニシオンが、ついに完全体で二度目のバンドセット公演を恵比寿 The Garden Hallで開催。熱狂を生み出した一夜。

ハルニシオンが2026年5月1日に恵比寿LIQUIDROOMで行った、初のバンド編成によるライブ「ハルニシオン BAND SET ONEMAN LIVE『春、鳴らせ!』」が、とても好評だった。メンバーも初のバンドとの共演に、新しい可能性を感じていた。でも当時は、福間彩音が療養のため活動を休止していたことで、残念ながら完全体ではなかった。それでも、公演はSold Outを記録。観られなかった人たちも多く、「バンドでの再演」を望む声も多かった。その反響も踏まえ、ハルニシオンはふたたび、バンドと共にライブを行うことを発表した。それが、7月15日に恵比寿 The Garden Hallで行った「BANDSET ONEMAN LIVE「春、鳴らせ!~Summer~」公演だった。恵比寿 The Garden Hallは、今年2月にも1周年公演を行った場所。そこへ、今度はバンド編成で戻ってきたのもドラマチックじゃないか。

 この日のライブはスタンディング仕様、バンドスタイルで行うライブに相応しい環境だ。お馴染みの『Overture』に乗せて、メンバーが登場するや、「Oh!Oh!Oh!」とフロア中から上がった大きなチャント。そして…。

ライブの幕開けを飾ったのが、今年の夏のハルニシオンのライブを彩る曲として掲げた最新ナンバーの『サマーデイズ・サマーヘイズ』だ。切れの良いタイトなリズムと荒々しく鳴り響くギターの音を背景に、6人が拳を振り上げ、その場で高く飛び跳ねながら歌いだした。身体へダイレクトに響く音の振動を全身で感じているからだろう。彼女たちの歌声やパフォーマンスには、いつも以上に気迫と高揚した感情が漲っていた。抜けの良いバンドサウンドが6人の姿を突き抜けてフロアへ響くことで、観客たちも最初から感情のエンジンをフル回転させて騒いでいた。彼女たちは音速で駆ける『音速少女』の演奏でも、さらにダイナミックな動きで迫り、心を奮わせた声をぶつけてきた。その迫力に負けまいと、場内から「Oh!Oh!Oh!」と魂が沸き立つような歓声が響き渡る。その姿を見て、より一層気持ちを奮い立てるように歌う6人の姿がとても凛々しかった。
 バンドライブの楽しさは、イントロの1フレーズが臨場感を持った音として流れた瞬間に、生きた音の迫力に刺激を受け、一瞬で気持ちが沸き立つところにある。『流れ星はどこから来るのか』でも、激しく攻めた演奏に感情を蹴り上げられるたび、一人ひとりが声量のある声で沸き上がる思いをぶつけていた。どんな困難も乗り越えようと気持ちを奮い立てて歌うその姿が、いつも以上に情熱的に見えていたのも、バンド演奏に導かれた部分も大きかったに違いない。続く『Jumpin’』でも、バンド演奏が作り出す跳ねた強靱なビートに乗せて、メンバーと観客たちが、共に高く飛び跳ねて熱狂していた。6人の動きがいつも以上にダイナミックだ。生きたグルーブだからこそ、巻き込むような演奏の迫力に気持ちを突き動かされ、メンバーも観客たちも、いつも以上に熱くなって飛び跳ねていた。それは、『白春』でも、そう。鍵盤が奏でる壮麗な演奏に乗せて『白春』が始まると、6人は眩しい青春の景色の中へ飛び込み、煌めいた音の光に包まれながら、その身を華麗に踊らせていた。嬉しいのが、曲を重ねるごとに演奏の迫力が増せば、響く音の圧を身体中に取り込んだメンバーたちの歌声やパフォーマンスの存在感も増していったこと。だから、『白春』に描いた青春模様が、一際眩しく見えていた。

 MCでは、バンドライブには初参加となる福間彩音が、「ヤバい、楽しい」とはしゃいでいた。来海といが「今日、みんながやることリストは一つだけ、思い残すことなく楽しむこと」と伝えれば、芹沢心色は、「この夏、ハルニシオンを選んで良かったと思えるライブをしに来ました」と宣言。馬場彩華は「みんなで汗かいて、代謝を上げて頑張っていこう」と、みずから汗を拭いながら思いを述べていた。長浜瑠花が口にした、「今日は、日常の何もかも忘れて楽しんでいきましょう」の言葉も嬉しい。最後に、村瀬ゆうなが「声出せますか、最後まで楽しんでください」と、観客たちを煽っていた。

この日のライブは本編のみでアンコールはやらないから、後悔のないように全力でぶつかり合おうとメンバーは伝えてきた。そのうえで彼女たちは、ファンキー&ソウルフルでスタイリッシュな『どんなに嫌われたって、君が好きだ』を軽やかに踊りながら届けてきた。とはいえ、バンド演奏ならではのグルーヴが強烈に身体を刺激することで、軽やかな姿を見せながらも、色の濃い刺激を与えていく。演奏とシンクロするように、全身を揺らして踊るメンバーたちの姿が、とても眩しく見えていた。
 ギターの音がハウるのを合図に『アノソラへ』が飛びだした。タイトなビートや細かいリズムの変化に合わせて、切れ味鋭い音を楽器陣が繰り出せば、彼女たちも演奏と気持ちをシンクロさせ、細かな表情を描きながら表現していく。「あの空へあの空へ」と高らかに歌う声に刺激を受け、気持ちが嬉しく奮い立つ。強靱なリズムに合わせてフロアでも拳やペンライトが揺れる。まさに、場内が一体化した熱気とパワーが、この空間を支配していた。
 ギターの音が轟き渡り、演奏が一気に華やぎだす。『Luv it!』だ。メンバーが手にしたタオルをくるくる回してステージを駆け回る姿に合わせて、フロアでもタオルや拳、ペンライトが回り続ける。スタイリッシュでソウルフルな『夜明けを合図にして』でも、バンド演奏のパワフルさも相まって、この日はアンニュイさよりも、気持ちを騒がせる刺激を与えていた。軽快に駆ける演奏の上で、6人がどんどん気持ちを露にし、ヒリヒリとした感情をぶつけるように歌っていた。この場に音の花を咲かせるように、華やかな演奏を描き出した『ドラマチック』でも、6人は声の絵筆で、明暗さまざまな心の色彩を歌の中に微細に描いていた。サビで、メンバーと観客たちが心を一つにした姿が、本当にドラマチックだ。彩り豊かな鍵盤の音に乗せて語った最後のセリフパートでも、言葉がより際立って聴こえたのも印象的だった。

MCでは、バンドセットでのライブが発表になったとき、「早いよ」と思いながらも、5月のときは5人でのライブとなり、やり残した思いがあったことから、それを早い時期に6人で実現できて嬉しかったと伝えていた。そのうえで、これからもハルニシオンは高みを目指して進んでいくと宣言した。

「目の前にいるあなたとしっかりと向き合って、これからも進んでいきます。ハルニシオンとあなた方との絆は、まだ始まったばかりです。これからも一緒に、ハルニシオンの音を奏でてほしいです。一緒に最高の景色を作っていきましょう」
そう力強く宣言をしたのを合図に、色鮮やかな音符の花を無数に咲かせるように、楽曲が一気に華やぎだす。彼女たちは弾む演奏に乗せて軽やかに身体を揺らしながらも、一つひとつの言葉を大切に『ただ、君に咲く。』を歌っていた。粒立つ音が踊る演奏の上で、彼女たちは、いつも以上に艶めきと輝きを放っていた。まるで、生演奏に乗せたミュージカルを見ているようだ。サビを歌うたびに、フロアでも花が咲くようにジャンプする景色が生まれていた。6人が思いを一つに重ねあう歌声が、とても華やかだ。終盤に生まれた、メンバーと観客たちが大きく手を振りながらシンガロングする姿も眩しい。そのうえで、さらに彩り豊かに。しかも力強さを持って、『サクラ舞う』が花咲いた。サビで、メンバーが拳をくるくる回す姿に合わせて、フロアでも拳を回して風を起こす景色が生まれていた。ステージの上で力強く花咲く姿が、舞い踊る桜の花びらのようだ。さらに…。
 季節の架け橋を渡るように、彼女たちは心地よく跳ねる『仮初花火』の演奏に乗せ、感情を奮い立てた歌声をぶつけてきた。言葉のひと言ひと言に思いを込め、彼女たちは、情熱に満ちた姿で、ほとばしる思いをぶつけるように凛々しい姿で歌っていた。その姿を、演奏が力強く押していく。

 ライブも終盤だ。美しいピアノのイントロを合図に、華やぐ弦楽の音を舞い踊らせるように『ハルニシオン』が流れだした。この場を色鮮やかで眩しい世界に染め上げようと、可憐な姿で歌う彼女たち。この曲に触れるたび、ときめきが大きく膨らみだす。メンバーと観客たちが飛び跳ねながら、この空間を華やいだ景色に染め上げる。間奏のギターや鍵盤のソロ演奏の音色が、とても存在感に満ちていた。「それはハルニシオン」と彼女たちの歌声と掛け合う観客たちの声の圧もすさまじかった。その熱を膨らませるように、ドラムのカウントを合図に、クリーントーンの太い音でギターが印象深いフレーズを奏でだした。『gradation』だ。いつも以上にテンポよく、しかもスリリングに駆ける演奏の上で、6人が「咲き誇れ 誇れ」と、みずからの気持ちを鼓舞するように力強く明るい声で歌う。ときにフロアから飛び交う「お前が一番」のコール。唸るベースや激しくロールするドラムの演奏など、気迫を音にして楽器陣がぶつければ、6人も、気迫と自信に満ちた歌声を高らかに響かせていた。だから、その声についていきたくなる。なんて気持ちを奮い立てる最高の感情高揚ソングだ。
 「どこかで逢って 解りあった気がした」とメンバーが思いを一つにして歌う声をきっかけに、最後の曲として『ツインレイ』が飛びだした。フロア中から沸き立つ絶叫にも似た熱情あふれる声。眩しい6つの輝きになったメンバーたちが、自信に満ちた声で歌い上げる。その姿が、本当に眩しかった。彼女たちの前には、観客たちが一つになって熱狂の中で溶け合う景色が広がっていた。これが、バンドライブ特有の高揚感だ。最後に、みんなでジャンプをして、熱狂を持ってライブの幕を閉じた…はずだったが。

場内が明るくなっても止まないアンコールの声を受け、6人とバンドニシオン(ハルニシオンのバンド名)のメンバーがふたたびステージに姿を現した。本当に予定外のアンコールだったことで、彼女たちは最後に、改めて『サマーデイズ・サマーヘイズ』を演奏してくれた。メンバーが高くタオルや拳を振り上げる姿に合わせて、場内からも絶叫と拳が突き上がる。メンバーがタオルを振り回してステージ上を駆ける姿に合わせて、フロアでも同じ景色が生まれていた。切れ味鋭いタイトな演奏の上で、みんなで灼熱の夏景色を作りだす。無邪気な夏の少女になった彼女たちと一緒に、爆走する演奏に乗せて、このまま眩しい世界に向かって駆け続けていたい。そんな、最高に爆上がった気持ちのまま、ライブの幕を閉じていった。

今年の夏も、ハルニシオンはいろんなフェスや大型イベントへ多く出演する。ぜひ、一緒に熱い夏の思い出を6人とともに心に焼き付けようじゃないか。

PHOTO: Akira”TERU”Sugihara
TEXT:長澤智典

ハルニシオン「サマーデイズ・サマーヘイズ」-Band set ver.- LIVE MUSIC VIDEO
https://www.youtube.com/watch?v=yLTmizWDRu8

ハルニシオンQUATTRO TOUR「サマーヘイズ」
【広島公演】
日程:2026年8月11日(火・祝)
会場:広島 CLUB QUATTRO
開場 / 開演:15:00 / 15:45
料金:\4,800(税込)※別途ドリンク代必要

【愛知公演】
日程:2026年8月22日(土)
会場:名古屋 CLUB QUATTRO
開場 / 開演:15:00 / 15:45
料金:\4,800(税込)※別途ドリンク代必要

【大阪公演】
日程:2026年9月13日(日)
会場:梅田 CLUB QUATTRO
開場 / 開演:15:00 / 15:45
料金:\4,800(税込)※別途ドリンク代必要

【東京公演】
日程:2026年9月22日(火・祝)
会場:渋谷 CLUB QUATTRO
開場 / 開演:16:15 / 17:00
料金:\4,800(税込)※別途ドリンク代必要

詳細は、以下へ。
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「ハルノカエリミチ2026」
ハルニシオン2度目となる凱旋ツアーの開催が決定しました。
2026年11月21日(土)
会場:佐賀GEILS
開場 16:00 / 開演 16:30
料金:3,800円(+1D)
※馬場彩華 凱旋公演

2026年12月13日(日)
会場:出雲APOLLO
開場 14:00 / 開演 14:30
料金:3,800円(+1D)
※福間彩音 凱旋公演

2026年12月20日(日)
会場:下北沢シャングリラ
開場 17:30 / 開演 18:00
料金:3,800円(+1D)
※芹沢心色 凱旋公演

2026年12月26日(土)
会場:Rensa
開場 16:00 / 開演 16:30
料金:3,800円(+1D)
※長浜瑠花 凱旋公演

2027年1月17日(日)
会場:柏PALOOZA
開場 16:00 / 開演 16:30
料金:3,800円(+1D)
※来海とい 凱旋公演

2027年2月7日(日)
会場:水戸ライトハウス
開場 16:00 / 開演 16:30
料金:3,800円(+1D)
※村瀬ゆうな 凱旋公演

詳細は、以下へ。
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ハルニシオン 3rd ONEMAN LIVE「ハルカカナタ」
《日程》
2027年3月27日(土)
《会場》
Kanadevia Hall
《開場 / 開演》
17:00 / 18:00
《詳細》
https://harunision-official.boosty.app/feeds/1077

セットリスト
『Overture』
『サマーデイズ・サマーヘイズ』
『音速少女』
『流れ星はどこから来るのか』
『Jumpin’』
『白春』
『どんなに嫌われたって、君が好きだ』
『アノソラへ』
『Luv it!』
『夜明けを合図にして』
『ドラマチック』
『ただ、君に咲く。』
『サクラ舞う』
『仮初花火』
『ハルニシオン』
『gradation』
『ツインレイ』
-ENCORE-
『サマーデイズ・サマーヘイズ』

SNS
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