朗読の魅力を伝える番組「速水奨&野津山幸宏の今日、何読む?」へ、佐藤拓也がゲスト出演。3人が、アニメ化プロジェクト「神巫詞-KAMIUTA-」のオリジナルドラマを朗読!!!

 声優の速水奨と野津山幸宏がパーソナリティを担う、朗読バラエティ番組「速水奨&野津山幸宏の今日、何読む?」。RakutenTV声優チャンネル内で、毎月最終金曜日のお昼に新作を更新中。この番組の肝になっているのが「朗読」のあらゆる可能性を広げること。そのうえで「バラエティ」の言葉も付くように、パーソナリティの2人とゲストを交えた軽妙な会話も、嬉しい見どころになっている。1月配信回のゲストは、声優の佐藤拓也。ここに、収録の模様をお伝えします。

                1月29日(金)更新回レポート

『何でも朗読』

 日常にあるさまざまな文字要素を朗読する、このコーナー。今回選んだ題材が、「絆創膏」。

野津山:使用上の注意。創傷面を清潔にし、パッド部分をあてて、テープで固定して下さい。

速水:1日1回から2回は貼り替えるようにして下さい。

野津山:パッド部分が汚れたり、水にぬれたときは、新しいものに貼り替え、傷口を清潔に保って下さい。

速水:1日1回から2回は貼り替えるようにして下さい。

野津山:使用後、はがすとき、患部やまわりの皮膚を痛めないようにゆっくりと、はがして下さい。

速水:本品の使用により、発疹、かゆみなどの症状があらわれた場合、使用を中止し、医師または薬剤師にご相談下さい。

 など、2人は仕様書に書かれた文章を交互に朗読。速水奨の落ち着いたしゃべり方と、野津山幸宏の力強い言葉を耳にしていると、絆創膏がどんな傷でも瞬時に治す万能薬に思えてくる。そこが、朗読の…語りが生み出す万能な魅力。

『オープニングトーク』

  年明け一発目ということから、オープニングトークでは「明けましておめでとうございます」と挨拶をするが、そこへ一発小さなボケを噛ましていた。裏話をするなら、収録が昨年のクリスマス前…。そこにひっかけた挨拶だったことも伝えておきたい。

  ゲストの佐藤拓也を入れた3人のトークでは、速水奨と野津山幸宏の予想を超えたやり取りに佐藤拓也が早くも苦笑い。でも、すぐに佐藤拓也も気持ちの波長を合わせ、3人で軽妙な会話を繰り広げていった。かなり緩いやり取りなのも、この番組らしさ。

『朗読トーク』

  このコーナーでは、佐藤拓也が朗読に触れたきっかけなど、佐藤拓也の話を中心に、3人で朗読の魅力について語っていた。

 「地方で催される朗読劇に呼んでもらうことも多い」と語る佐藤拓也。それらを経験するたびに、朗読の奥深さを実感しているとも話していた。速水奨は、朗読の魅力について「僕らが表現した物語を通して、聞いた人たちがいろいろと空想してゆく。そこには一人一人異なる解釈や想像が生まれるけど、でも、みんな同じ世界を共有している。そんな風に、決められた設定の中で自由に表現できるのが朗読の楽しさ」と語れば、佐藤拓也もその言葉へ頷きつつ、「朗読は、自分の実力を試される場」「お芝居は生もの。思っていたのとは違う流れがその場で生まれるのも、朗読の面白さ」と言葉にしていた。他にも、佐藤拓也が朗読劇を通して感じた朗読の奥深さにまつわるエピソードも語っていた。

『ガチ朗読』

  朗読の魅力を堪能してもらうおうと用意したのが、『ガチ朗読』のコーナー。今回取り上げたのが、『神巫詞[カミウタ)』。この作品は、速水奨と野津山幸宏も所属しているプロダクションのRushStyleも協力している、現在アニメーション化を目指し、MV制作やドラマCDの企画を進めているプロジェクト。『神巫詞[カミウタ)』の内容について、野津山幸宏が以下のように説明してくれた。

  「かつて古の神々が、世を混沌となす穢れを霊峰富士に封印し幾年月、神であるイオリは、御啼(みなき)稲荷神社の神職の一族とともに長年封印の監視を務めてきた。

  時は経ち、封印の力が急激に弱まりだしたのを知ると、再封印のための方法を模索し始める。そして神社の宮司の娘・天乃遥歌(あまのはるか)が幼馴染の杵島裕也(きしまゆうや)とともにバンド活動に勤しんでいるのをみた彼は、その歌に穢れの再封印に使える力がある事に気付く。

  イオリは人の姿となり、バンドを通じて遥歌たちに接触していく…」

  ヒロインの天乃遥歌(あまのはるか)役を、RushStyle所属の声優/シンガー福山沙織が担当。イオリ役を、この日のゲストの佐藤拓也が。正体は海辺にある神社の狛犬、浅間半平太(あさまはんぺいた)役を野津山幸宏が。御啼(みなき)神社の神職を務める現宮司の天乃和雪(あまのかずゆき)役を速水奨が。御啼(みなき)神社の巫女である亜樹実役を、RushStyle所属の五十嵐麗が担当している。

  ここでは、番組用に書き下ろしたオリジナル劇を速水奨・野津山幸宏・佐藤拓也に加え、声のみで福山沙織と五十嵐麗も参加し披露。佐藤拓也が、狐のお面を頭につけながら収録に臨んでいたところは、映像番組だからこその嬉しい演出。

 今回朗読した物語からは、神であるイオリと和雪との関係性が見えてくる。他にも、天真爛漫な遥歌が背負った運命も、イオリ・和雪・半平太の会話から見えてきた。物語を深く知るうえで鍵となる言葉も会話の中で交わされるとはいえ、全体を通し、遥歌の無邪気さや、和雪の心配性な父親としての姿。しっかり者の亜樹実に、同じくしっかり者のイオリ。お調子者の半平太と、登場人物たちのプライベートな姿を味わえる内容になっている。詳しくは、番組をご覧になっていただきたい。

『衣装朗読』

  収録用に3人が身につけた衣装は、原宿の流行文化を紹介しているウェブサイト「HARAJUKU POP WEB」が用意。今回3人が身につけた服は、和洋折衷・オリエンタル・ロリータ・ゴシック・スチームパンクなど様々な世界観を提案するアパレルウェアブランド「Ozz On Japan」の最新衣装。

  放送では、それぞれに身につけた衣装の説明文を朗読しながら、みずからモデルようにポーズも取りつつ、身につけた服を紹介。

  速水奨は、「Ozz Onが得意とする繊細なプリント&刺繍をフロントに大きく施したTシャツは、ユニセックスで着回しもしやすいアイテム。前後の丈感のバランスや、サイドの変形デザインなど、裾周りにも遊びが効いています」と、身につけた衣装を、ゆったりとした口調で紹介。

  裏話として語ると、速水奨のポージングの撮影のときに、速水奨が着ていた衣装の説明文の朗読を佐藤拓也が代理で担当。その語りに合わせ、大きな動きを示し、服の魅力を強調していたことも伝えておこう。

  野津山幸宏は、「裾の変形デザイン&ゆる感がかわいいオフショルbigスウェットは、裏地がボア生地でしっかり暖かく、冬に欠かせないアイテム」と、自身が身につけた衣装を、凛々しい声を魅力にゆったりとした口調で紹介。

  野津山幸宏のポージングの撮影のときにも、野津山幸宏の着ていた衣装の説明文を速水奨が代理で朗読。速水奨のゆったりとした口調に合わせ、野津山幸宏も華麗に。でも、何処かしらオーバーアクションを交えた動きで服の魅力を伝えていた。

  佐藤拓也は、「大きな胸ポケット・襟・裾の配色切り替えが鮮やかなオーバーサイズブラウス。裾のドレープ感がおしゃれで、ラフに一枚で着てもその揺れ感が様になります」と、身につけた衣装をゆっくりと、優しい口調で紹介していた。

  佐藤拓也のポージングのときには、佐藤拓也の着ていた衣装の説明文を野津山幸宏が代理で朗読。野津山幸宏のゆっくりとした口調に合わせ、佐藤拓也は舞うように華麗に身体を動かしながら衣装の魅力を強調していた。

                   『エンディング』

 エンディングコーナーでは、3人がこの日の収録の感想をトーク。佐藤拓也は、「朗読劇はガチなので、いい緊張感があった」と語りつつも、「2人の独特の空気には、僕が立ち入ってはいけないものがあった(笑)」と、2人の軽妙な語りに振り回されていたことも感想として述べていた。

  第8回目となる次回の番組は、2月26日(金)に配信。引き続き、佐藤拓也がゲストで登場。この楽しさを、来月も楽しんでいただきたい。

              『今日、何読む?カーテンコール!』

  RakutenTV声優チャンネルの会員になった方だけが観れる「会員限定のおまけ動画」コーナーが、「今日、何読む?カーテンコール!」。

   ここでは、収録を振り返っての話を進めていた。『神巫詞-KAMIUTA-』についての振り返りトークでは、イオリのキャラクターについて記された内容を読み、佐藤拓也が「不穏だ」と語っていた。理由は、イオリはいろんな楽器を演奏出来る手腕があることから。これを自分がやることになるのかと佐藤拓也は不安がっていたが(リアルバンドでは、すでにベーシストのイオリがいることもお伝えしておきます)、果たしてその辺はどうなるのか…そこは、『神巫詞-KAMIUTA-』のスタッフのみが知ることか…。

 この模様が、どう編集されたかは番組をご覧になって確認してください。少しでも,現場ならではのエピソードが反映していたら幸いです。

TEXT:長澤智典

★インフォメーション★

全ては朗読!?声優の速水奨と野津山幸宏が、”朗読”をテーマにその魅力や楽しさを伝えていく朗読バラエティショー開演!

毎回、ゲストも交えて、どんなことでも朗読ランタイムにしてお届け!

楽天TV声優チャンネルにて配信スタート!

毎月第4金曜日更新、「Rakuten TV声優チャンネル」(月額550円)に加入で見放題となります!

MC:速水奨、野津山幸宏

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