独占インタビュー!「ヲタルフェス」のオーガナイザーで芸人のヲタル氏。「メジャー進出をめざす王道アイドルグループ」を結成するためにメンバーを大募集。

  TOKYO IDOL FESTIVALや@JAMのような大きなアイドルフェスティバルから、様々なライブハウスで定期的に行なわれている中小規模のアイドルイベントまで、今のアイドルシーンには数多くのイベントが存在する。その中で、アイドルたち側から「出たい」という声を多く集めているイベントオーガイナイザーがいる。それがヲタル氏だ。

  普段は芸人やMCとして活動。「ヲタルフェス」を筆頭に「IDOL FUNFAIR」「I・N・G」「IDOL NOW!!!」など、今や多くのアイドルのイベントをオーガナイズし、みずからもMCとしてアイドルたちを盛り上げている。twitterのフォロワー数も多く、ヲタル氏がツイートするアイドルの情報がタイムライン上を賑わすことも多ければ、彼がプッシュするアイドルをチェックしてゆく人たちも数多い。

  これまでは、イベントや番組MCなどを通しアイドルを応援する立場だったが、今のスタンスを継続したうえで、新たにヲタル氏みずからアイドルをプロデュースすることを決意。このたび、「ヲタルアイドルプロジェクト」と題し、アイドルグループを立ち上げるためのメンバーオーディションを開始する。ヲタル氏が求めているのは、ズバリ「メジャー進出をめざす王道アイドル」。彼が、どんな想いを抱き、このプロジェクトを立ち上げたのか、ヲタル氏のインタビューに目を通していただきたい。

明確なビジョンを持って新たなアイドルグループを立ち上げようと思っています。

――本業は、芸人。でも、「ヲタルフェス」を筆頭に、さまざまなアイドルイベントの主催興業を打てば、アイドルたちのイベントやいろんな番組にMCでも登場。アイドルや運営、ファンたちにはお馴染みのヲタルさんですが、このたび「みずからアイドルグループを立ち上げる」ことを発表。「ヲタルアイドルプロジェクト」の名のもと、「アイドルになりたい人たちの募集」を開始します。まずは、その経緯から教えてください。

ヲタル  先にざっくりとこれまでの経緯を説明すると、僕自身は10代の頃からアイドル雑誌「Momoco」界隈を中心にしたアイドルが大好きでした。その後、東京パフォーマンスドールにものめり込めば、「HEY! HEY! HEY!」で前説をしていた頃はモーニング娘。さんが全盛期で、よく番組を通して旬のアイドルさんたちも多く見てきました。そういう素養が自分にあった中、わーすたと衝撃的な出会いをし、すっかりのめり込み、ライブに足繁く通うようになりました。そこからTIFなどのイベントにも通いだせば、廣川奈々聖さんの妹という流れから全力少女Rもチェックするようになるなど、次第に見てゆくすそ野を広げだしました。さらに全力少女Rのスタッフさんが、昔からの知り合いと判明。僕のアイドル好きを見て、「ヲタルさん主催でイベントを行なえば?」と機会を与えていただいたことをきっかけに、今に繋がるアイドルの主催イベントを始めています。

  僕自身が芸人をしながら、一緒に動員数人の前でやっていた芸人仲間が、一つのチャンスをきっかけにブレイクしてゆく姿を何度も見てきました。アイドルのイベントを行なうのも、大きくブレイクするチャンスを模索している子たちに、自分のイベントを通し、少しでも広がりやきっかけを持たせたい気持ちからなんです。今も全アイドルを応援するスタンスでいながら、「自分だったらこうしたい」「こういうアイドルもあったら見てみたい」という気持ちが芽生えてもいました。ただし、自分でアイドルを作ってしまうと、他のアイドルたちを応援できなくなるのでは?という気持ちもあり、今までアイドルグループを作ることへ躊躇していたのも事実です。

 アイドルを応援するとひと言で言っても、経験しないとわからないこともある。実際にアイドルを育てないことには、本当の意味で運営さんの気持ちもわからない。僕は今年で50歳になれば、芸能活動も30周年を迎えます。その記念となる時期だからこそ新しい世界へ踏みだそうと思い、今回の「ヲタルアイドルプロジェクト」の設立へ至りました。

――「募集要項」にもいろいろ記しているように、ヲタルさん自身明確なビジョンを持って新しいアイドルグループを作ろうとしていますよね。

ヲタル  やはり、手掛ける以上はメジャーの舞台で活躍できるアイドルグループにしたい。自分の手掛けたグループを、ミュージックステーションとか出してあげたいじゃないですか。手掛ける以上は、ももクロさんや坂道グループのようなメジャーな存在を目指したいなと思っています。

  まだメンバーがいないにも関わらず細かくビジョンを決めているのにも理由があります。正直、アイドルイベントへ関わり始めて間もない頃は、「こんな感じの衣装で、こんな雰囲気の曲を用意し、イベントを次々ブッキングしながら、チェキを販売していけばアイドルグループを運営できる」と勘違いしていた面がありました。でも、アイドル界で有名なとあるプロデューサーの方と交流するようになり、その方のお話はもちろん、活動を間近で見ていく中、ちゃんとアイドルたちの将来像も考えたうえで細かい事業計画を建てていかないことには、夢を叶えるなんて無理なことだと気付かされました。それを知ったからこそ、自分もやる以上は明確なビジョンを持って、新たなアイドルグループを立ち上げようと思っています。もちろん、集まったメンバーたちの魅力や個性、その子たちの意志や意見次第で軌道修正もしていきますけど。本筋をぶらすことなく進めていくつもりです。

――グループをプロデュースする人の信念がブレブレだと、グループ自体もすぐに崩壊してしまいますからね。

ヲタル  そうはしたくないですからね。僕自身、いきなりテレビにブッキングをしてなど、そういう力を持って始めるわけではないですが、自分が叶えたかった成功という夢を彼女たちに託すつもりのように、自分が経験したノウハウや培った人脈などはフル活用し、しっかりサポートしてゆくつもりです。

求めているのは、アイドルとして上を目指したい人であり、自己プロデュースしていける人。

――ヲタルさん自身は、どういう人材を求めているのでしょうか?

ヲタル  ひと言でいうなら、「上を目指したい人」。プロデューサーとなる僕や、一緒に運営をしてゆくチームの人たちが、「こういうコンセプトのもと、こういう曲と衣装を決めたので言う通りにしてください」というのではなく、自分の意志や考えを持っている方と一緒にやりたいし、そういう人に育てていきたいなと思っています。

  最初は僕らが提示する形にはなりますけど。それに対して「わたし、こう考えたんですけど」など自分の意見をしっかり持っている方。もしくは、「このグループのコンセプトや、集まったメンバーはこういう人たち。だったら自分はこういうスタイルを取って自分を見せていこう」など、自己プロデュースしていける方を求めたいなと思っています。もちろん、最初からそれが出来なくても構いません。活動をしていく中で、自己プロデュースしてゆく能力を持った人材に育てあげたいし、そういう環境を作っていこうと思っています。

――「ヲタルアイドルプロジェクト」の「募集要項」を見たり、ヲタルさんの話を聞いていると、「メジャーを目指したい気持ちを持ったメンバーたち」と、「王道アイドルグループ」を作りたい想いを持っているんだなと強く感じました。

ヲタル  基本軸はそうなりますし、今回のオーディションでも、そこに当てはまるような人を求めたいなと思っています。ただ、求めている枠には収まりきれない魅力を持った人だっているだろうし、やってみたら違う魅力や可能性が芽生えてゆく子だっていると思います。そこに関しては、オーディション時はもちろん、メンバーとして選んでからも、その子の適正やキャラクター、雰囲気、お客さんの反応や反響など、いろんな面を見据えたうえで、基本軸をぶらさないところでの軌道修正はつねにしていこうと思います。むしろ、トライ&エラーを繰り返しながら、どこにもないオリジナルのアイドルグループにしていけたらなと思っています。

  僕自身、お笑い芸人をやりながら見たり、体験してきた中、それこそ震災など世間の空気がどうしても暗くなってしまうときほど、明るい芸や明るい芸人が求められたり、支持を得てきた現場を味わってきました。今のアイドルさんたちの中には、ネガティな発言を魅力にしたり、プライベートを切り売りして話題や支持を得ていく人たちもいます。もちろん、そういうアイドルさんたちも好きだし、支持もしていますけど。僕自身は、人の心に元気や笑顔を注ぐような明るいアイドルを求めたい。だから、「明るく元気で楽しい王道のアイドルグループ」を作りたいんです。

――それが、ヲタルさんが持つ「ぶれない芯」ということですね。

ヲタル  そうです。エンターテイメントの世界って、誰々の人気があるというと、それを真似てゆく傾向があるじゃないですか。それは、アイドルのシーンも同じだと思います。だからといって、それがかならずしも成功するわけではなく、逆に真似事になり、本来の魅力を消してしまう可能性だってある。芸人活動を通してそういうのを散々見てきたからこそ、このグループに関しては、自分が「こう」と決めた芯をけっしてぶらすことなく、まわりの流行の空気にも引っ張られることなく進めていくつもりです。

「本気でアイドルとしてメジャーになりたい人」が欲しいです。

――改めて、ヲタルさんが求めているアイドルの条件を教えてください。

ヲタル  「本気でアイドルとしてメジャーになりたい人」が欲しいです。今は、アイドルになるのが夢で、それをゴールにしてしまう子たちもいます。アイドルになるというのは、あくまでもスタート地点。そこから「じゃあ1年後にはTSUTAYA  O-EASTの舞台に立とうか」「何年後かには日本武道館に立とうよ」「ロックフェスにも出れるようになろうね」「テレビの歌番組にも出て歌いたいよね」など、明確な目標を持って本気で夢を追いかけていける人と僕は一緒に活動をしていきたいんです。

  正直、アイドル活動を続けていくのは、外から見える華やかさとは違って、めちゃめちゃ泥臭くて大変です。むしろ、メンタルが強くないとやっていけない仕事だと思います。もちろん、気持ちが落ちそうになったり、悩みを覚えたら、僕も全力でケアしていきます。僕自身が、コンビを組んでいた時期に人間関係でめちゃくちゃ悩んだ経験があり、それを乗り越えてきたように、そういう経験を糧に、同じ目線に立って悩みを解決してあげようとも思っています。

――アイドルを続けていく上で大切なもの、それは何だと思います?

ヲタル  「熱量」がないと続けられないと思います。アイドルに限らず、芸能というお仕事は、お給金が決まってはいません。そこは、自分次第にもなること。中には、やりたくないお仕事をやらなきゃいけないことだって出てきます。それでも、「絶対に売れてやる」「絶対にスターになってやる」という気持ちを持ちながら努力し続けた人たちだけが成功を手にしてきた。

  僕自身も、芸人だけでは食べていけずにアルバイトしていた時期もありました。それでも夢をあきらめずに頑張り続けたら芸人だけで食えるようになりましたし、好きなことへのめり込んだ結果、新しい道も切り開くことが出来ました。

  僕は贅沢がしたいわけではない。ただ、夢を追いかけてゆくことが楽しかったし、そこへ充実感を覚えていました。その気持ちは今も変わらない。何より、頑張っているアイドルたちの姿ってとてもキラキラ輝いているじゃないですか。僕はその姿にいつも元気をもらってきたし、夢を追いかけてゆく力にも変えてきた。そうやって僕自身を変えてくれたように、そういうアイドルを今度は僕自身がプロデュースしていきたい。夢や元気を与えたいと思える方と、一緒に活動をしていきたい。そういう気持ちを持てる人を、今回のオーディションで求めたいですね。

ともに夢を追いかける物語を作りたい。そういう方を、本気でお待ちしています。

――ヲタルさんの中には、すでに明確なビジョンが見えています。そこ、言える範囲で良いので教えてください。

ヲタル  たとえば、デビューステージから1年後には、TSUTAYA O-EASTでワンマンをやりたい。そのために、その1年間の中で、こんな活動をしてゆくという具体的な展開のビジョンは描いています。それが成功した暁には、何年後かに日本武道館のステージに立つために、こういうことをしてゆくなど、中長期的な構想もあります。もちろん、出会った逸材次第で微妙に軌道修正はしていくつもりです。中でも、「いろんな人たちに知ってもらう活動」は積極的に行ないます。

  たとえばの話、山奥に世界一美味しいパン屋さんがある。だけど、ほんの一部の人にしか知られてない。とあるところには、世界で10番目に美味しいパン屋さんがある。でも、世界一売れてる。となったら、僕もそうだし、大勢の人たちが世界一ではなく世界で10位のパン屋さんに足を運ぶと思います。つまり、「知ってもらう」ということは、とても大きな価値になること。そのためには、僕の持っている人脈はフル活用します。幸い、いろんな関係者や、有名芸能人の方も身近にいるように、そういう人たちにもアピールして、一緒にやっていける機会を作れたら、そこも上手く活用しようと思っています。

――そこは、とても心強いですね。

ヲタル  僕自身、自分の意見通りに動かす完全プロデュース型ではなく、メンバーたちと意見を交わしながら一緒にストーリーを作っていきたいんです。ともに夢を追いかける物語を作りたい。そういう方を、本気でお待ちしています。

――気持ちがあれば、未経験者でもまったく問題はないわけですよね。

ヲタル  もちろんです。今は、経験者を集め、ある程度人気や知名度を持ったうえで、いきなりスタートダッシュをかけるという始まり方も多いですよね。それも、めちゃくちゃ素敵だなと思っていますけど。僕自身が手掛けるグループに関しては、むしろ、完全じゃない。それこそ、素人の集団でも構わない。ただ、「歌もダンスも下手糞だし、まとまりもない。でも、なんか気になる個性的な子たちが集まってるから気になるんだよね」じゃないけど、そうやってゴツゴツした存在に磨きをかけながら成功してゆくストーリーを作っていきたい。それって、昔のももクロなんですよね。それこそ、人気も動員も少ない頃から「紅白に出るのが夢です」と語っていたことを、本当に叶えてしまった。当時はいくらバカにされようが、それを成功した物語にしていけたら、すべてが帳消しになるどころか、それが物語を作っていくうえでの大きなエピソードになってゆく。そういうストーリーを一緒に作っていくメンバーを求めたいからこそ、経験者はもちろん。未経験者でもまったく問題はないです。それよりも、「輝く存在になりたい」と本気で思っている方と一緒に、僕は夢を描きたいです。

――一緒にストーリーを作ってゆくって、とても素敵なことですよね。

ヲタル  正直、僕は大手のメジャーレーベルさんのように、いきなりバーンと宣伝を打ってという派手なことは出来ません。そうじゃないからこそ、応援してくれるお客さん一人一人を大事にしながら、そこの関係性を大切に育みつつ、仕掛けられることは仕掛けていきたい。

 高級料理店で一流のシェフが一流の食材で作った料理ももちろん美味しいんですが、普通のお肉だってバーベキューでみんなで一緒に作ることによって、高級料理店に負けないくらい美味しく感じられる、そういうグループを目指しているんです。とにかく、一緒に夢を叶えたい。一緒に夢を見たい。そんな人たちとやりたいので、僕と同じ気持ちを覚えたら、ぜひ応募してください。

PHOTO:katsubeeeeee

TEXT:長澤智典

「ヲタルアイドルプロジェクト」募集要項

★募集日時

2021年4月 14日より5月16日まで。

★募集条件

14歳〜20歳までの健康な女性。

アイドル活動経験の有無は問いません。

未成年の方は保護者の同意が必要となります。

関東近郊に在住で、都内に通う事が可能な方。

学生の方は、在籍の学校で芸能活動が認められていること。

特定のレコード会社、プロダクションと契約のない方。

現在所属の方は4月30日までに事務所等契約解除通知が証明できる方。

※過去に他事務所へ所属経験のある方は、契約解除通知の提出が必須。

審査方法

一次審査 / 書類選考

二次審査 / 面接・実技

◆3ヶ月以内に撮影した上半身の写真と全身の写真の計2枚をお送りください。

規定としまして、正面からの撮影のものをお選びください。

<重要>

オーディション資料の写真は、顔が隠れている写真、アプリで加工した写真はご遠慮いただいております。

合格後の流れ

芸能活動を行うにあたっての、宣材撮影費や所属費用、レッスン費用などは一切掛かりません。

全て当社が負担しますので、デビューするまでからデビューした後も活動に専念して頂けます。

注意事項

オーディションまでの交通費や宿泊費は自己負担となります。

合否に関するお問い合わせにはお答え出来かねる場合がございます。

応募方法

①公式LINEで応募する

下記リンクより友だち登録をしてください。応募に必要な項目が自動送信で送られてきますのでそちらへ必要事項をお送りください。

https://lin.ee/4WVTd9g

②応募詳細内容フォームで応募する

下記リンクの応募フォームに必要事項をご記入の上ご応募ください。

https://accelgrow.co.jp/?page_id=190

ヲタルPROFILE

ヲタル(wotaru)

イベントプロデューサー/MC 

1971年4月28日生まれ。東京都 浅草出身。O型。

16歳で俳優デビュー。その後 アイドルを目指し1991年NHK紅白歌合戦で少年隊のバックダンサーを務める。アニメ「湾岸ミッドナイト」挿入歌で HIPHOPユニット狂舞詩としてavexからデビュー。

1992年お笑い芸人ぴんほんずコンビ結成。

2010年 ピン芸人ヲタルになる。

ダウンタウンのガキの使いやあらへんで、志村けんのバカ殿様、オンエアバトル、あらびき団、うちのガヤがすみません、とんねるずのみなさんのおかげです、水曜日のダウンタウンなど出演。

現在は、多数のアイドルイベントや番組のMC、主催イベントやフェス<ヲタルフェス>開催など、マルチに活動中。

○イベントへ参加したいアイドルの方々は、以下へご連絡ください。

ヲタル twitter

ヲタル Instagramhttps://www.instagram.com/sexydancer_wotaru/