総勢12組が華やかに春の舞台を彩ったライブの中から、ニコニコ♡STAGE・BLUU・YUMEADO EUROPE・ルルネージュのライブの模様をレポート!!!!

3月22日(月)に、新宿ReNYを舞台に行なわれたイベント「Spring Typhoon Festival@Shinjuku ReNY」。出演したのが、ニコニコ♡STAGE・BLUU・YUMEADO EUROPE・ルルネージュ・ニコニコ♡LOVERS・BANZAI JAPAN・さくらシンデレラ・iLiFE!・JamsCollection・#2i2・FES☆TIVE・MyDearDarlin’の12組。当日のイベントの中から、ここではニコニコ♡STAGE・BLUU・YUMEADO EUROPE・ルルネージュのライブの模様をお伝えしよう。

ニコニコ♡STAGE

 「再び、ニコニコ笑顔をステージから届けたい!ニコスト、ニコスイの楽曲を継承!ゆるふわ系最強アイドル」として活動中のニコニコ♡STAGE。ライブは、気持ちをキュンとときめかせる「ぱんぱかぱーん(ひらがな)」からスタート。ニコニコ♡STAGEは、胸弾むホップで愛らしい曲に乗せ、恋する乙女のときめく気持ちを届けてきた。楽曲も振りも、とても胸をキュンとさせる愛らしさ。まるで子猫のような5人の可愛らしいパフォーマンスに魅了され、彼女たちの姿を熱い眼差しで見つめていた。

先ほどの可愛らしさから一変、激しめの楽曲に乗せ、5人は哀切な思いも胸に抱きながら「星屑ポエム」を力強く歌いかける。気持ちを騒がせる曲調の上で躍動したパフォーマンスも見せながら、想いを寄せる乙女らしい心模様で歌う姿にも心が惹かれてゆく。可愛らしさの奥に隠している憂いを持った表情が見えたのが、いや、それをさりげなく見せてくれたことも嬉しかった。

ニコニコ♡STAGEは、1曲ごとに表情を塗り変えてゆく。続く青春模様をたっぷり詰め込んだ「Bitter Sweet Days」を歌いながら、彼女たちがどんどん輝きを増してゆく姿を、眩しさに目を細めながら見ていた。少しほろ苦さも感じるのは、彼女たち自身がヒロインに気持ちを同化させ歌っていたから?!甘さも苦さも、全部ひっくるめての青春模様。その姿を彼女たちは「Bitter Sweet Days」の中に映し出していった。

最後は、気持ちも身体もわちゃわちゃ騒がせる「パンパカパーン」だ。愛らしい猫ポーズも示しながら歌い躍るチャーミングな5人の姿に合わせ、フロアのあちこちで5人と同じ動きをしながら楽しむ人たちの姿も見えていた。歌に触れたとたん気持ちが嬉しく騒ぎだしたように、初見の人でもすぐに輪の中に入ってパンパカパーンと心の中で叫びながら楽しめるのが嬉しいじゃない。
短い中にも、ニコニコ♡STAGEはカラフルな表情を持ったライブを描きながら、トップバッターとしてフロアを温めてくれた。

BLUU

 「地球のように暗闇の世界でも輝く存在に あなた(U)となりたい」をコンセプトに活動中のBLUU。彼女たちは、気持ちの奥深くに渦巻く痛い感情を、華やかな楽曲に乗せ解き放つように歌い踊りだした。「ループが止まらない」、とても胸をキュッと疼かせる楽曲だ。でも、彼女たちの躍動した力強いパフォーマンスや想いを込めた歌声を耳にしていたら、何時しか彼女たちと心が同化していた。愛くるしいその心模様が、むしろ気持ちを昂らせる。とても熱情した姿だ。痛い感情を解き放ち、少しでも心救われようとしてゆく姿が強烈に瞼に焼きついた。なんて感情的な歌を届けるグループだ。それが切なくとも、喜びだろうと、自分たちの沸き立つ気持ちをダイレクトに伝えてゆくBLUU。身体が動くのも忘れ、その姿を食い入るように見つめていたのも、そのせいだ。

続く「桜雲」でBLUUは、眩しい光をフロア中へ一気に振りまきだした。和テイストも抱いた楽曲が、気持ちを華やかに染め上げる。彼女たちの愛らしく歌い躍る姿に胸が騒ぐ。5人は軽やかに舞うように「桜雲」を歌い躍っていた。頭上のスクリーンへ映し出された桜の花びらが舞う演出も素敵だ。華やかな姿で歌を届ける5人は、まるで空の上をひらひらと可憐に舞い躍る桜の花びらのよう。

続く「未完成のわたしたち」も、桜ナンバー。この季節に合わせた楽曲を並べたところも嬉しい。でもそれ以上に、力強く疾走する楽曲に乗せ、凛々しい表情のもとパワフルに歌声をぶつけてゆく姿へ、見ている側も熱いエナジーを胸に抱けた気分。未来に向かう気持ちを、彼女たちは、熱く、凛々しく歌っていた。笑顔を浮かべながらもエネルギッシュな姿を見せる彼女たちに、気持ちがずっと昂り続けていた。なんて心を熱く滾らせるグループだ。その姿は、華やかに輝いていた。

最後にBLUUが届けたのが、胸を淡いときめきに染めてゆく「待恋グラデーション」。華やぐ気持ちがどんどん空に舞い上がるようだ。感情を解き放つ楽曲なのに、彼女たち自身は胸に想いを強く抱えるように歌っていた。でも、華やかな曲へ誘われるように、彼女たち自身も心の殻を破り、次第に自分を開放してゆく。そんな感情揺れ動くドラマも覚えながら、躍動的ながらも華々とした舞台劇のような彼女たちのパフォーマンスに強く惹かれ続けていた。

YUMEADO EUROPE

 「夢みるアドレセンス」の2nd(次女)グループとして誕生。ヨーロッパ文化の持つ多様性をテーマに活動中なのが、YUMEADO EUROPE。ライブは、スリリングな空気と華やかなサウンドをミックス、気持ちを熱くアゲてゆく「舞いジェネ!」からスタート。先に伝えておくと、今のYUMEADO EUROPEは、夢みるアドレセンスの楽曲をカバーする形でライブを行なって。「舞いジェネ!」でメンバーたちは、凛々しい歌声の中へ、巧みに愛らしさを織りまぜ歌っていた。サビで一気に鮮やかさを増したとたん、思わず胸がときめいた。気持ちをアゲるスタイリッシュなパーティなダンスチューンに乗せ、メンバーが気持ちを一つに大きく手を振る姿がとても華やかで愛らしい。

妖しいシタールの音色の幕開けから、一変。華やかでアッパーな、晴れた表情を魅力にした「おしえてシュレディンガー」が飛びだした。彼女たちが、無邪気な笑顔で歌い躍ることを楽しんでゆく姿を見ていると、自然と身体も動き出す。お洒落なのに気持ちを騒がせる熱いダンスポップチューンに乗せ、乙女らしい愛らしさを振りまいてゆくメンバーたち。観客たちも、彼女たちと同じ猫の手を作りながら「うっ!はっ!」と一緒にはしゃぎ続けていた。

激しく駆けだした楽曲の上で、彼女たちはシリアスな表情でせまりだす。これまでのような愛らしい姿も抱きつつ、彼女たちは「Bye Bye My Days」を通し、自分たちの中に潜む凛々しさや秘めた情熱を見せてきた。♪Bye Bye My Days♪と大きく手を振り歌いながら、自分たちの中にあるネガティブな感情を吹き飛ばしてゆく姿が、眩しい。輝く未来を見つけよう、そう決意した思いを胸に歌う姿へ、可愛いらしさの中に隠された凛々しさを感じていた。

最後は、思いきり弾けようと「くらっちゅサマー」を歌唱。わちゃわちゃ弾けた姿は、キュートでフレッシュな彼女たちにとても似合うライブのユニフォームだ。メンバーたち自身が、この場で歌い躍ることを楽しんでいた。歌を通して描いた景色の中へ飛び込みながらはしゃぐ彼女たちの姿が、とても眩しく見えていた。まだまだ活動を始めて間もないYUMEADO EUROPE。4月10日の正式デビューの頃までに、いや、そのあとも、どんな風に眩しい姿を見せてゆくのか、これからが楽しみだ。

ルルネージュ

「ドイツ語の「真珠」とフランス語の「雪」を、グループ名に組み合わせた、白く儚さを彷彿とさせる歌詞・衣装を特徴にしている」ルルネージュ。終わらない青春を描き続けるように、ルルネージュのライブは躍動する華やかな「花のかわりに何を贈ろうか」から幕を開けた。愛しい人へ向けた恋しい心模様を、彼女たちは夢を描くように。何より、想いを馳せるように歌っていた。彼女たち自身が、淡い青春の景色の中で今も輝こうとしているヒロインたちのよう。清楚で可憐なパフォーマンスや、真っ直ぐに想いを届ける歌声がキラキラ輝いて見えたのは、彼女たち自身が今も青春の真っ只中にいるからだ。だから、その姿が眩しすぎて目を逸らしてしまったのかも…。

表情を塗りかえるように、ルルネージュはキラキラと弾けた「君レター」を歌いだした。恋に恋する乙女心を、愛らしい振りも交えて届ける彼女たち。そのパフォーマンス自体が、乙女たちが女子会でときめいた会話を交わしているような雰囲気。恋にときめく気持ちを、いや、恋に恋した感情を仲間たちと一緒に分かち合う姿が、とてもチャーミングで眩しすぎる。

タオル曲の「妄想ジェット」が飛び出した。彼方まで一気に飛び立つようなカラフルでわちゃわちゃ弾けた楽曲に乗せ、彼女たちは青いタオルをくるくるまわし、見ている人たちをハッピーという空間へ連れだした。ルルネージュのライブは、まるで少女たちが青春の日々を描きだす舞台劇のよう。5人が、一つ一つの心ときめく世界のヒロインになり、主人公の揺れる気持ちをそのまま歌という舞台へ投影してゆく。「妄想ジェット」で5人は、タオルを振りまわし、フロア中を夢中で駆け回る姿を見せていた。もちろん僕らも、一緒にその輪の中に混じってはしゃぎたい気持ちに心が染まっていた。

とても熱情した、沸き立つ気持ちをぶつけるように、ルルネージュは「ROCK YOU ROCK YOU」を歌唱。哀愁でセンチな表情も示しながら、でも、夢をつかむ強い意志を、5人は凛々しい歌声に乗せ届けてゆく。とても情熱的な姿だ。彼女たち自身が、強い意志を持ってみずから描いた道を手にしようと高らかに歌っていた。描いた夢をかならずつかもうと気持ちを熱く沸き立てる姿が、とても凛々しく、勇ましく、何より恰好良かった。

PHOTO: カメコの亀記者
TEXT:長澤智典

★インフォメーション★

公演を季節毎に開催予定ですので、
ご出演希望の方は、Typhoon Festival運営実行委員会:
typhoonfestival459@gmail.com
上記にご連絡をお願いします。

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