あの日から10年、すべての乗客にむけて–小説家、詩人、音楽家、翻訳家がつむぐ新たな銀河鉄道が走り出す
2011年に生まれた 朗読劇『銀河鉄道の夜』
小説家の古川日出男が、
宮沢賢治の原作を公演ごとに新たなオリジナル脚本に仕上げ、
詩人の管啓次郎、ミュージシャンの小島ケイタニーラブ、
翻訳家の柴田元幸とともに、
東北の地を思いつつ、上演時期や上演する土地にあわせて脚本や演出を変容させながら、東北をはじめ全国20か所以上をかけめぐり、
10年にわたり上演活動を続けてきました。
世界をも大きく変容した2020年、古川の呼びかけによって、
2年ぶりとなる新作公演が決定。
2011年から10年目の、そしてコロナ時代の2021年、
新たに書き下ろした脚本による映像作品「コロナ時代の銀河 -朗読劇「銀河鉄道の夜」として完成しました。
多くの方に安心して楽しんでいただけるよう、
無観客野外で朗読劇の上演を行い、その映像をとらえた河合宏樹監督が編集したライブ映像作品「コロナ時代の銀河」。
無料配信という形で、3月11日14時46分に発車=公開です。
校を舞台に、体育館、校舎、校庭をかけめぐる三幕のライブ公演は、
リアルタイムでカメラが追いかけ、ときにカメラを奪われながら、
音、声、風、光までもが重層的に物語と重なる
躍動感あふれる55分のドキュメント朗読劇となりました。
「コロナ時代の銀河」新作公演を記念して、
本日3月11日(木)19:00より、
本屋B&Bオンライン配信 イベント
東日本大震災10年特別企画
「 コロナ時代の銀河——朗読劇「銀河鉄道の夜」と10年」
〜無観客野外朗読劇の映像公開記念〜
を行います。
震災への反応としてはじまったこの活動のこれまでや今回のプロジェクト、コロナ時代についてなどの出演者、監督トークにくわえ、「コロナ時代の銀河」の脚本を特別アレンジした、朗読劇を上演します。
チケット特典として、全員に
古川日出男オリジナル脚本2作品PDFファイルつき(『銀河鉄道の夜 さそりといたち』『銀河ロックンロール鉄道の夜』)。
その他、河合宏樹監督の朗読劇『銀河鉄道の夜』ドキュメンタリー映画「ほんとうのうた」DVD(未ソフト)付きチケットが販売中。